Joe's Mutter

丈のつぶやき
姫の陰謀

大方の予想では、丈はせっかく痩せたが、すぐ戻る。
特に、僕と付き合いが長ければ長い人ほど、その意見が強い。
たまに思い立ったようにダイエットして、ちょっとほっそりしたかと思えば、数ヶ月後に会うと、また元通り。
‥というか、以前より膨らんでたりする(笑)
こんな歴史なので、体型に関して言えば、まったく信用がない(笑)
自分でもそう思ってるので、仕方がない。
しかし、今回ばかりは、そうはいくか。
毎日、体重計に乗り、0・3Kg減った、0・5Kg増えた、と一喜一憂して「あんたは女子高生か」と姫に突っ込まれている。
馬鹿野郎、このくらい細かくチェックして気を付けてないと、今までの二の舞になっちまうんだよぉ。
まだまだ物足りず、目標は68Kg。
10Kg落として、今のところ73Kg。
しかし、ず〜っと停滞期で、「DRIFT13」の稽古で痩せるかと思ったら、冬場で発汗量が少なかったらしく、ちっとも落ちなかった。
そんなに甘くはない。
しかし、神は見捨てていなかった。
ウイルス性胃腸炎の下痢まみれで、一気に落ち、ついに70Kgに。
もうすぐだ、もうすぐ目標値に。
下痢が治った途端、3日間ほど体重計に乗らなかったら、一気に3Kgも増えていた。
ありえない…。
一気に落ちたものは、一気に戻る。
ダイエット格言が、また一つ出来た^^
今はまた73Kg付近をうろつく毎日。
運動は超デブの時代から、日々変わらずしていたが、それで体重を落としたいのなら、やはり食事が鍵を握る。
その時は、姫の協力が必然的に必要となるわけだ。
しかし、あいつはどうもデブせんらしい(笑)、痩せていく僕を、苦々しく思っているのだ。
減量阻止の陰謀が謀られるのである。
ずいぶん前も、「減量するから宜しく」「わかった」の会話の翌朝に、カツ丼を出された(笑)
「あっさりしたラーメンが食べたいなぁ」「わかった」の後“なんでんかんでん”に連れて行かれた(笑)
近年も、毎晩、レンタルDVDで1作以上の映画を観る習慣時、ゴソゴソとやたらとお菓子を運んで来やがる。
サーティワンで割引券があるからと、36個もアイスを買ってきやがった。
映画の時、「アイス食べるけど、食べるわけないよね?食べないでしょ?食べないよね、アイス、アイス、アイス」と、本当は食べたいんでしょ、みたいな言い方で言われる。
映画を観ている間、ちらちらちらちら、視界の横にアイスをウロウロさせる。
そりゃあ、俺だって食べたいに決まってんだろ。
だいだい50%ぐらいの確率で、僕の意志は打ち砕かれ、姫の陰謀に屈してしまう。
昨日の朝、体重計に乗ると、あっさり74Kgになっていた。
その前夜のアイスとサラダせんべいが効いた。
落ち込んでいると、姫が今何キロかと聞いてきた。
正直に答えると、「何だ、そんなもん?…落ち込んでいるから、80Kg近くいってるのかと思った」、微笑んでいる瞳の奥が笑ってないのを、僕ははっきり確認した(笑)
でも不思議なもんで、昨日、知り合いの芝居を観に行くと「丈さん、また痩せましたねぇ」の声。
おかしいなぁ、ちょっと太ってるはずなのに。
分析すると、黒のピッチリした服を着ている時や、一汗かいて、顔がほっそりしている時は、かなり「痩せた」と言われる確率が高い。
飲んだ翌日なんて、顔がむくんじゃっているんで、まず「痩せた」という言葉は聞かれない。
そんなことを考えていると、姫の陰謀を軽減させる手段を見つけられるかもしれない。
まずは、ぶかぶかの服を、姫の前では着てやろう。

【2008.05.11 Sunday 13:16】 author : 小野寺 丈 (おのでら じょう) | つぶやき | - | - |
黄金週間

役者や作家なんてやってると、昔からゴールデンウィークにわくわくしたことなんか、ちっとも無かった。
別に世の中が休みだからって自分が休めるとは限らないし、何処行くのも混んでるは高いは。
連休なんて言ったって、仕事が無ければ、勝手に連休になっちゃってるわけだし。
「休み」イコール「仕事が無い」なんて図式が身体に染み付いてるせいか、「休み」なんて聞くと身の毛もよだつ(笑)
その、よだっちゃう「休み」に「連」が付いちゃうわけで、要は「連続して仕事が無い」という意味にしか聞こえない。
そのうえに「大型連休」なんて言ったら、仕事が連続して無い、の大型版なわけで、これほど恐ろしいこともない。
だから、週間が金色だなんて言われたって、1週間が何で金色なのかもさっぱりわからない。
では、この黄金色の週間、何をしてるのか?
殿と遊んでる。
それだけかい。
いやいや、執筆と創作事が多い。小説、戯曲、休んでらんない。
でも、殿とも遊ぶ。
ダメじゃないか。
でも今日は、昨年、僕の退院後復帰第一作となった
「大決戦!超ウルトラ8兄弟」の完成試写と完成披露パーティーがあった。
上の写真は、何も女をはべらかせて飲んでる写真ではなく、ウルトラマンダイナの時の隊員だった斎藤りさちゃんと、この映画の八木監督。
当時は助監督の下っぱだった人で、八木ちゃんなんて言ってたけど、今や本編の監督…人が頑張って出世していく姿は、本当に嬉しい。
この映画、僕ははっきり言って市民Aなのだが、なんだかやたら目立ってた^^;
「アピール凄いね」「あれぐらいやんなきゃね」この声は、小野寺丈の役者魂だからと言えば聞こえはいいが、単なる濃い役者である(笑)
でもこういう役の時は、濃くて良かったと思う。
この映画、前売りが信じられないぐらい売れてるらしい(ちなみに公開は9月)。
主演はV6の長野君だし、大ブレイクした、つるの君も主演の一人。
このおかげかと普通は思うかもしれないが、僕からしたら、子供の頃に観ていた旧ウルトラシリーズのヒーロー、ヒロインが勢揃い、これはたまらない。
本日も「お!お!お!生アンヌ隊員だ」と、包み隠したミーハー野郎になっていた。
これに平成版シリーズとの夢のコラボレーション。
出演してなくても「ちょっと観てみっかな」という気になる。
映画を観た後にパーティーで景気のいい話を聞き、嫌悪感の1週間が、確かに黄金色に見えてきた。

【2008.05.02 Friday 22:48】 author : 小野寺 丈 (おのでら じょう) | つぶやき | - | - |
あ、そうだ
…と、急に気付いてハタと起き上がっての、つぶやき。
うちのオーディションで、いっぱいいっぱいで、すっかり告知し忘れていたことに反省^^;
実は、24日と25日、新宿スペース107で、遊々団ブランシャ「園長先生のオルガン」に飛び入り的なゲスト出演をしております。
今日、1ステージをやりました。
かなりいい話で、ベテランと若手のバランスが良くて、面白い作品です。
僕は、オカマの振り付け師…ここまで聞いて、僕の十八番でへきへきするぐらい反則技連発と思っている方も多いでしょうが…その通りです(笑)
意地でも笑かしてます。
まぁ僕は元より、拍手の厚みで、この作品の合否が実感しましたので、お薦めです。
ああ、でも間に合わないかな?
今まで告知出来なかった自分に反省^^;
そして、こんな短い告知のみの“つぶやき”も初めてです。
良かったら、本当にどうぞ。
【2008.04.25 Friday 04:19】 author : 小野寺 丈 (おのでら じょう) | つぶやき | - | - |
4度目

昨日、20日、「スタジアム」のオーディションがあった。
どんな出逢いが待ってるのか、いつもオーディションの時は楽しみで仕方ない。
審査員は、「すっごくオーディションに興味がある」と聞いたんで「じゃあ審査員やって下さいよ」と結構簡単なノリで、京都公演のエグゼクティブプロデューサーの歯科医である古田先生に、わざわざ京都から来てもらった。
それならば、古田先生と仲の良い拓蔵も審査員を頼んだのだが、やっぱり拓蔵だ、ドタキャンした(笑)
慌てて前夜、京都で古田先生に喉の治療をしてもらった藤村忠生さんに急きょ代役を頼んだ。
そしてもう一人審査員席には、いかにも夫婦じゃありません、って顔して、姫がまたいる^^
そんな顔触れでオーディションが始まった。

今回は新作なのに、ストーリーがはっきりしてるので、欲しい人材も明確だった。
いつもは新作なんていったら、こんな時期はさっぱり物語が出来てなくて(笑)、どんな役者が欲しい?、なんて言われたって「やる気がある人」とか。
やる気が無い人はオーディションなんか受けないだろうって話なんだけど(笑)
やっぱりそうなると、自分が興味を持てる人材、ってことになっちゃう。
それに比べたら「スタジアム」は明確だった。
プロ野球の話なので、男性主体だ。
そこで、知り合いの中からキャスティングしていったのだが、ふと気付いたら、オジサンばっかりになっていた(笑)
20代の役者は東新だけじゃないかぁ!…と知った時には焦った焦った^^;
慌てて、別の20代の知り合いに声を掛ける(笑)
募集をかけた時には、まさかそんな事態になってるとは思いもよらず、年齢制限も上限が60なんて設定しちゃって(笑)、ヤバいヤバい。
本音を言えば、男性は20代の若い世代が欲しかった。
ダルビッシュだって21歳ぐらいだ。昨今のプロ野球界は若い世代が台頭しているから、余計にそう思う。

うまい具合にオーディション受験者は若い子が多く集まったのだが、やっぱり芝居は30過ぎの役者の方が地に足がついてたりする。
そうなると、悩む。
男女合わせて5人枠を考えていて、しかも男性は3人以上採用するつもりだった。
しかし蓋を開けてみると、女優さんの方が元気があって個性的、こうなると、もっと悩む。
女性の欲しい人材も明確だった。
ショーアップされたステージにしたくて、ダンスシーンを盛りだくさん入れたいと思っていたので、チアガールが出来る人を探していた。
だから特に、ダンスが得意な人が優遇される。
それは一言、募集要項に書いたので、バンバン踊れる人が集まった。

気が付いたら、男性よりも断然、女性の方が採用人数が増えてしまった。
しかも、5枠のはずが8枠に。
ちょっと思惑とは違う方向へ向かったが、ある意味、嬉しい悲鳴である。

それともう一つ、嬉しいエピソードが―。
かれこれオーディションも「チルドレン」から4回目を数えるんだけど、毎回、受けに来ている女性がいる。
最初は二次審査も通過出来なかった。
その次も。
そして昨年、ようやく最終選考まで残ったが、合格までは至らなかった。
だけど、毎回見るたびに明らかに成長しているのがわかった。
そして今回、今まで言われた課題を全て克服し、受験者全員に前もって渡している台詞もかなり稽古を積んできたことが、すぐわかる程の演技。
びっくりするぐらい成長していた。
なんだか、たまらなく嬉しかった。
まだ本人たちに合否を伝えてないので、ここで結果を書くのは止めておきます。

ただ、一度落ちただけでへこんで諦めたり、何で自分を落とすんだと怒って僕を目の敵にしたり、そんな人が多いなかで、諦めないで真摯に努力し続けてきた彼女を見ていると、“誠実さと努力は嘘をつかない”ということを、身をもって証明してくれたと思う。

【2008.04.21 Monday 16:18】 author : 小野寺 丈 (おのでら じょう) | つぶやき | - | - |
2つのニュース
今朝のスポーツ新聞を広げたら、芸能欄は2つのニュースが大見出しだった。
その2人とも、僕とゆかりのある方だ。
ただ、ここまで対極のニュースだと僕の気持ちも複雑だった。

一つは政伸くん(高嶋)の結婚会見の報道。
この間の「DRIFT13」で彼は突然当日券で来てくれたのだが、背の高いスレンダーな美女連れだった。
終演後の面会で、彼は僕の目を見て、ニタリとアイコンタクトをしてくれて“あ、新しい彼女だ”と直感した。
かなり彼とは付き合いが長いし深く、僕の恋愛遍歴も知ってるけど、彼の遍歴も目の当たりにしていて、徹夜で相談に乗ったこともあった。
そんな紆余曲折もあるんだけど、その時の幸せそうな笑顔を見て、本当に良かった、と思った。
その彼女とも、その時、挨拶を交わした程度だけど、凄くいい人だと感じた。
本当に良かった。
彼にとって僕は、夫婦生活の大先輩らしく、「結婚とは?」の問いに「結婚は妥協だよ」なんて、もともこうもない返答をしたことがあった(笑)
僕は、理想ばかり追わずに歩み寄る事が大事、という意味で言ったのだが…、だったら最初からそう言えって話だけど(笑)、今後、また僕が朝まで相談に乗ることのないような家庭を築いて欲しいなぁ、なんて祈りながら、祝福の気持ちでいっぱいなのです。

…と、ふんわかとしていたら、もう一つの藤田まことさんのニュースには、ひっくり返るくらい驚いた。
藤田座長が降板した6月・明治座「剣客商売」は、僕も出演することが決まっている。
昨晩、三浦浩一さんからも電話があって「去年は丈で、今年は藤田さん。驚きの連続だよ」としんみりと語っていた。
僕も昨年、舞台を降板した。他人事では、まったく無い。
僕は結局、悪性の腫瘍では無かったので、今は何事も無かったかのように過ごしているが、藤田さんのコメント「断腸の思い」という言葉は、昨年を思い出して胸に突き刺さった。
しかも、座長という立場だったら、その気持ちも他人が計り知れないほどのものだと思う。
昨日早くに僕のマネージャーからこの話を聞き、腰が砕けそうになったのだけど、9月に同じ作品を大阪の松竹座でやる時は復帰出来る見通しだと聞いて、少しホッとした。
JOE Companyが関西で公演をやる時は毎年、ご本人がいらっしゃるわけでもないのに、焼肉屋に連絡を入れてくれて、必ずキャスト、スタッフ全員、ご馳走して下さる。
そんな“思いのある方”だ。
今年も大阪で、最上のお肉を全員がご馳走になった。
おこがましいけど、この恩返しは座長の舞台で、自分の演技で返せたらと思っていた矢先の一報。
でも、藤田さんがいないからこそ、非力ながら僕は全力で演じて、その思いに答えたいと心に誓っている。
【2008.04.17 Thursday 20:42】 author : 小野寺 丈 (おのでら じょう) | つぶやき | - | - |
「癒しの旅」→「」→「」

「DRIFT13」中は、かなり疲労が蓄積していた。
脚本、演出だけでも労力なのに、プロデュース業、そのうえ主演。
それにとどまらず、運転手をして大道具まで^^;
ズバリ自業自得だ(笑)
一つづつの手作りは初心に帰れる‥とは表向きの理由で、早い話が経費節約(笑)
こんなこと書くと夢も希望も無いが、本当なんだからしょうがない(笑)
アナザープレイは小規模な劇場で実験的なことをやる、というのがコンセプトなので、本多劇場のキャパに比べたら観客動員も半減、ということは収入も半減ということで、そのうえに地方に行くために交通費と宿代がハンパじゃない。
収入が少ないうえに出費が多いということは、赤字になることが高確立\(^O^)/
この心労も凄い。
長々と書いたが要するに色んなことで、自業自得の消耗が凄くて、とどめが下痢(笑)
千秋楽3日前に襲ったウイルス性胃腸炎の野郎が、完全なカウンターパンチを放ち、KO寸前までいった。
もうこうなると、癒されたくなる。
気が付くと、高熱にうなされながら姫に「お、お、お、温泉に連れて行け」と直訴していた。
長々と書いたが、やっと本題の「癒しの旅」―^^。


そうしたら姫が「春休みに突入して今は高いよ」。
くわぁ〜‥、こんなに経費を切り詰めることが身に染みてる自分には「高いよ」の一言は、かなりこたえる。
本当は楽日の翌日には温泉に浸かってマッサージでもしてもらって癒されたかったが、いきなり一人一泊8000円も安くなる8日以降に行くことに^^;
‥で、行ってきた。
はっきり言って、こんなに時間が経つと、疲れもすっかり取れ、気持ちもポジィティブに攻め始めてるから、癒される必要が全く無くなっている(笑)
どっちかと言うと、温泉に浸かっている時間も、もったいないぐらいになっている(笑)
丈・癒しの旅の主旨が、殿孝行の旅に変わった。
長々と書いたが、やっと本題の「殿孝行の旅」―^^。


芝居の期間は、殿を放ったらかして没頭しちゃうんで、挽回するにはいい旅だと思った。
子供も楽しめると聞き、箱根小涌園ユネッサンに行ってきた。
水着コーナーの風呂も多く、家族で多種の風呂を楽しめる。
コーヒー風呂、ワイン風呂、緑茶風呂‥なんの効力があるのかわからないけどチョコ風呂なんていうのもあった。
急に安くなってるからか、若いカップルがイチャイチャしてるは女子高生の集団が来てるし、目のやり場に困る。
そんな時でも殿は物怖じすることなく、笑顔を振りまく。
頭脳は足りないけど愛嬌だけはある。
うん、殿、男は愛嬌だ。
そんなもんだから、何処に行っても、あっという間に人気者に。
女子高生の集団と一緒に風呂に浸かっていると、殿の笑顔に「キャーキャー可愛い〜」と黄色い声。
「何歳ですか?」「2ちゃい」と左手で右手三本指を無理やり押さえつけての、2歳ポーズ。
「小野寺〇〇くん」「は〜い」と元気に手を上げる。
このワンパターンの芸を一通り見せると、拍手喝采だ。
またこんなんなると、すっかり殿は舞い上がる。まったく誰に似たんだか…。
「あんたに決まってんでしょ!」と姫は言うが、どう考えても、ちやほやされる事に生き甲斐を感じている姫にそっくりじゃないか(笑)
俺は受けると調子に乗る。…似たようなもんか。
認めます。僕に似てます(笑)
女子高生軍団が去ると、遠巻きに見てた姫が、ツツッと来て「何、子供使ってナンパしてんの」。
馬鹿野郎、そんなことするわけないだろう。そんなこと、したいとも思う(笑)
すると続けざまに姫が「女子高生のオッパイ、じろじろ見てたでしょ」
目のやり場に困ってたんだよ、俺だって。…チロチロ見たけど(笑)
男って奴ぁ、まったくもって仕方がない。
殿のこの自然な女性に溶け込む才能は天性のものだ。血は争えない(笑)
こんな女子高生のビキニや、カップルが、なんで女が可愛くて男がブサイクなんだ、とか品評ばっかりしてたら俺だって馬鹿になる。
二日目は、芸術に触れようと、彫刻の森美術館に行った。
僕は音楽を聞いたり美術を鑑賞したりして、右脳に刺激を与えるように、いつも心がけている。
物語を組み立てるところから、理詰めになるので左脳が働くが、発想やビジュアルの創造は間違いなく右脳だ。
だから、この美術館も楽しみにしていた。
広大な山をバックに、広大な土地のなか彫刻が点在してるのは、壮観だ。
殿も元気に叫び、走り回る。
ただ、これが絵画館やピカソ館なんか行ったら大変で、咳払いもはばかれる空気の中、でかい声でハトポッポを歌う、殿。
しかもまだ滑舌が甘く、ポッポッポ〜、アポポッポ〜、と、鳩の歌が、ジャイアント馬場の口癖に変わっている(笑)
殿には申し訳ないが、ちょっと他人の振りをした。
これはちゃんとしつけなきゃな。
長々と書いたが、やっと本題の「殿・しつけの旅」―。
もういいって。

【2008.04.13 Sunday 12:31】 author : 小野寺 丈 (おのでら じょう) | つぶやき | - | - |
JOE Companyに出たい

「DRIFT13」が終わったと思ったら、すぐ次が始まっている^^;
次とは、8月のJOE Company公演「スタジアム」のこと。
どうせこのタイトルは、じきに嫌というほど“つぶやき”に出現することになるはずだが、もう口にするとは、ドリフトが終わったばかりで、ちょっとゲップが出そうである(笑)
小説執筆も継続中のうえ、プロデュース業もやり、忙しい。
20日には「スタジアム」の出演者オーディションも控え、今は書類選考やら返信の封書書きやら、課題のコピーやら…なんつうか、プロデューサーや演出家は、どっしり構えて「おい、君たちコピーしてくれたまえ」なんて、偉そうにしてるもんなんじゃないのか^^;
…そんなことまで、僕、してます(笑)
この手作り感が、公演自体に愛着がわくもので、大事なことである…と言い聞かせないとやってらんない(笑)
「DRIFT13」をやりながら、「スタジアム」のことも動いていたわけで、自分は本当は、動いてないと死んじゃうサメなんじゃないかと、最近思い始めている。
昨日も「スタジアム」メインキャストの宣伝材料とチラシ・パンフレット用のスチール撮りがあった。
とある球場でゲリラ的に撮ったのだが、「僕たちは一般野球ファンで、これは記念写真です」みたいな雰囲気をかもしだそうとしていたが、どう見ても浮きまくっていた(笑)
せっかくだから、「スタジアム」のメインキャストを本邦初公開で紹介しちゃいます。

★三浦浩一さん。
説明もいらない、もうおなじみのレギュラーメンバーですね。
JOEワールドを心底惚れ込んでくれていて、本当に嬉しいです。

★大島宇三郎さん。
今度で三回目の出演です。スキンヘッドで個性派の芝居、それに演劇に対する姿勢は、僕は強く信頼しています。

★東新良和くん(ジャニーズJr)。
昨年の「ポルカ」から一年。感性の良さで、前回、一皮剥けたので、もう一皮剥きたくなって、再びの出演となりました。

★榊英雄くん。
僕と同世代で、映画にバンバン出演していて、しかも映画監督もしている人。
中堅クラスの役者の方々の間では“映画を撮っている榊くん。舞台を創っている丈くん”と、浸透しています。
映画製作が夢の僕は、映画創り、公開とノウハウを聞きたくて飲みに誘ったら、うちの芝居を観ている榊くんから逆に「僕の初舞台、丈さんのところで、どうでしょうね」と言われ、即決でした。

★田尻茂一さん。
元プロレスラーで、新感線で殺陣をやったり、キャラメルボックスで主演したり、小劇場界では知らない人はいない人です。
横山一敏くんの知り合いで「DRIFT13」を観に来て下さった後、飲みの席で、「僕を出して下さい」と榊くん同様に逆ナンパされ、即決でした。

★岡元あつこちゃん。
この方も、説明がいらないぐらいうちではお馴染みの顔です。
結婚して大阪住まいなので、こんな潤わない舞台に声をかけていいものか、僕も遠慮していたのですが、ドリフトの大阪公演で、あっちゃんに会い「8月やってみる?」と気楽に声を掛けて気楽に決りました^^

★橘ゆかりちゃん。
ゆかりちゃんももう説明がいらないですね。
ドリフトでの“もえ”役は記憶に新しいところ。
可憐な役をやらせたら、こんなにハマる女優さんもいないのですが、最近僕は、新境地が見たくて、あえてそのイメージを壊そう壊そうとしています。

以上の顔触れ。
基本的に僕は無理してキャスティングはしません。
JOE Companyに出たい、と何処かで思っている人でないと、作品を愛して演じることが難しいからです。
だから今度のオーディションの募集条件のなかで「JOE Companyの舞台に絶対に立ちたいと思っている人」と、一番大きな字で明記しています。

【2008.04.06 Sunday 14:58】 author : 小野寺 丈 (おのでら じょう) | つぶやき | - | - |
「DRIFT13」鑑賞後の手引き

いつも公演後に総括をつぶやくのですが、最近、何となく、感想は観た方々の自由で、その後、ごちゃごちゃ僕がうんちくを語るのもどうかと思い始めていたのですが、やっぱり作品の区切りもないといけないなぁ、と思い、結局、うんちく語ります(笑)

「DRIFT13」の感想の中で、結構嬉しかった言葉がありまして、「丈さん、突き抜けたね」「(メーター)振り切りましたね」。
突き抜けようとしてたので、この言葉はドンピシャでした。
今までは、どうしてもエンターテイメントを意識し過ぎるあまり、観客に何が受けるか、とか、ここまで描いたら引かれちゃうかも、とか、何かに遠慮がちになってしまい、思い切れない自分がいたのですが、最近、作品創作にもっと我が儘になってもいいんじゃないかと思い始めておりました。
観客に媚びずに、描きたいことを思い切り描く、という創作の原点に立ち返りたかったのは事実です。
そのためのアナザープレイですし、それも許されると思いました。

そこから出発した時に、ある敏腕編集者がテレビのドキュメントに出ていて、ヒット作の条件を語っていたのですが、その中で、『複雑な物語をわかりやすく描く』と言っておりました。
近年のマンガや映画、小説など、ヒット作はこれに当てはまるというのです。
なるほど‥。僕はその気になりまして、実行しました。
客に媚びないと言いながら、ヒットさせたいと、すっかり媚びまくりです(笑)
『複雑な物語をわかりやすく描く』これを意識すること自体が、僕にとっての新たチャレンジです。
そこで「DRIFT13」の構成になったのですが、今回の観客の評価で、実に面白く興味深かったことがあります。
“わかりやすくて、とても良かった”という意見も多かったのですが、その反面、“全然わからなかった”とか、“わからなかったから金返せ”なんてメチャクチャ言う人もいます(笑)
しかしここまで、理解度が両極端な作品も初めてだったので、創り手としては面白い経験でした。
『わかりやすく描く』ということに関しては、最善は尽くしたつもりです。
あえて私小説風にモノローグ主体で説明しながら物語を進行させたのも、そのためです。
そして、ひたすらプロットを練り上げ、物語のつじつまは実は完璧なのです。
それでもわからないという方がいらっしゃることを、やはり気にしました。
そうしたら「病院の回想シーンで謎の多くが合致して、スッキリした」という13歳の女の子のアンケートを目にした時に、ああ大丈夫だ、と全く気にしなくなりました。
13歳の子でも物語が理解出来たんですから―。

入場料を払って下さったお客様が、どんな見方をされても、それは自由です。
雰囲気を楽しむ方、役者を観に来た方、ビジュアルを楽しむ方、笑いに来た方、物語を楽しむ方…etc。
こうしなきゃいけないなんて僕は言えません。
だからどんな反応も、僕自身が楽しむようにしています。

しかしながら僕は、“余白作り”という仕掛けを脚本に取り入れます。
それは100%の答えを提示するのではなく、お客様に考える余地を2割〜3割入れるのです。
ハリウッド映画のように100に近い提示をする創り方もあれば、フランス映画のように5割も余白を作るような場合もあります。僕の経験からの判断では、2〜3割の余白のバランスがベストだとたどり着きました。
鑑賞後に、様々な解釈を一人で考えたり、一緒に行った友人と話合えたりすることの出来る心地よい余白です。

今回のつぶやきは鑑賞後の手引きと銘打っております。
その仕掛けにはまった方のために、アンケートで多かった“謎”に3つほどお答えします。

まず多かったのが、刑事の存在。
クライマックスで、いきなり片瀬達に発砲して、片瀬達に殺されたヤクザ二人に「誰が金を払ってくれるんだよ!」と叫ぶ。
これは単純に、組の上層部とつながっていた悪徳刑事なのです。
カタセリョウを執拗に一人で追い掛け、公務執行妨害を受けた人物を泳がせたりムチャクチャしてるのが伏線です。
水無月綾がカタセリョウだと信じ込んでいた刑事は、本物の片瀬達には気付いていません。
ヤクザ2人を刺し殺していた片瀬達に発砲したのはそのためです。
最後、水無月に発砲したのも、理由はそれです。
あとは物語のプチどんでん返しに使いたかったのと主題がぼけたくなかったので、余分な説明台詞や行動もはぶきました。

次に、オープニングは何だったのか?という謎。
実は、台詞をよくよく聞くと、源太のモノローグは現実を語っているわけではないのです。
例えば、「そこにたどり着いた時、僕の身にも不幸が訪れるような気がしてならなかった」。
これは銃声を聞いて、そこへ向かうまでの源太の妄想を描いています。
観客へのつかみと、騙し、には最適な手法でした。

そして、水無月との電話でのつながりが、なぜ1日違いだったかという謎。
これは、病院での水無月の姉の会話を聞けばわかるのですが、金曜日に、「妹は生死を彷徨い、今夜がヤマだと医者に言われました」と言っています。
金曜日の朝に源太が会った水無月は、生死を彷徨っている魂だったのです。
それでも、香月もえを求めて、もえが源太にあげた携帯に電話をして、出会うことになったのです。
そして、ラブドールを見て、自分が死んだ後の肉体、いわゆる魂の宿をドールに求めました。
その後、翌日・土曜日に水無月は死を迎えます。
金曜日の生死を彷徨っている間に、ドールを盗み、死を迎えた土曜日に、ドールに憑依したというわけです。
金曜日の源太は水無月を想い、死んでドールという身体を手に入れた土曜日の水無月と奇跡的に声を呼び寄せました。ここで1日違いが成立します。
ラストでラブドールに向かって「君は死を迎えた後にドールに乗り移ったんだね」なんて説明台詞を言えばわかりやすかったのかもしれませんが、そんなダサい台詞だけは書きたくありませんでした^^;

長々と謎の解説をしてしまいましたが、もし別な解釈をしていた方がいらしたとしても、それはそれで、僕はいいと思っています。
どんな解釈でも自由ですから。

昨今、時間軸などの構成をバラバラにして描く作品も流行っています。
例えば映画だと「21グラム」「バベル」や、邦画ですと「呪怨」とか。
小説だと、伊坂幸太郎さんだったり、マンガですと浦沢直樹さんだったり。
先に言った映画は、パズルで例えるなら、1ピースづつをあっちに置いたり、こっちに置いたり、バラバラに置いて最後に一つの絵になる創りですが、僕の描いた「DRIFT13」は、上下、横と順番に決まりがなく1ピースづつ置いていくのですが、明らかに外枠から真ん中に向かってパズルを埋めていっているので、かなり親切な創りではあります。
二日間の物語を、源太絡みが金曜日、水無月絡みが土曜日という簡単な法則さえわかれば、時間の流れは素直なので、わかりやすく観れたと思います。
『複雑な作品をわかりやすく』を思いっきり創った作品です。

あ、あと最後に最大の謎を…。
水無月は何故、死してもなを彷徨ったか?
それは、昨年の僕が入院したことが、最大の理由です。
実は、水無月の設定の6割ぐらいは僕自身なんです。
入院する前に、死ぬかもしれないと思った時に「僕の人生って一体何だったんだろう?」と思ったことが、この作品を創る、最大のきっかけでした。
そして、15年ぶりに何を血迷ったか主演をしてしまった謎も、このことが最大の理由です。
僕の作品を観続けて下さっている方で、「DRIFT13」が最も好きだと言って下さっている方もいます。
(あ、ちなみに姫は最も最低な作品だと言ってますが(笑))
極端な賛否のあるアクの強い作品は、ある意味、僕の理想です。
それはきっと、僕自身が人生においても、彷徨わずに、本当に突き抜けたからなのではないかと、今は本気でそう思っています。

【2008.04.05 Saturday 02:54】 author : 小野寺 丈 (おのでら じょう) | つぶやき | - | - |
関西公演打ち上がる

「DRIFT13」の大阪、京都公演が終幕した。
やっぱり新作は探り探りで日々を過ごすが、確実に作品や演技が成熟していくのがわかる。
京都で公演をうつのは、今年で4年目なのだが、僕のノリや、作品の趣向みたいなものが、京都にいらっしゃるお客様が把握し始めているのが伝わった。
最初に来た時なんかは“この、舞台にいる人達は何者?”みたいな空気で、ウンともスンとも反応しなかったが、一年一年公演を重ねるごとに、客席の緊張感が溶けていった。
今回の作品は、ミステリアスな物語重視で“笑い”は押さえ目なのだが、それでも笑おうと待ち構えて下さっている感じがした。
それだけ、僕の作品の趣向が浸透し始めているのだ。
やはり、継続は力なり、で、積み重ねることは大事なんだと、つくづく思った。

ただ、せっかく浸透してきたのに、今までの作品世界とは全く違う趣向のものを観せて、戸惑われてしまってはいる(笑)

さぁ、東京だ。
このシュールなミステリーが、何処まで受けるか、楽しみでしょうがない。

追伸・写真は昨日の打ち上げの模様。
太秦に撮影で来ていた茶さんと、地元のジョッキー武幸四郎君が、サプライズゲストとして参加してくれました。

【2008.03.17 Monday 16:54】 author : 小野寺 丈 (おのでら じょう) | つぶやき | - | - |
DRIFT開始!


出発しました。
今、大阪へ向かう車中での、つぶやき。
3班に分かれて車3台での大移動。ドリフト開始です。
昨年初めて乗り込んだ大阪で、今年最初の初日を迎えることになります。
毎回そうですが、新作の初日は博打のような昂揚感があります。
しっかり準備を重ねての幕開きだが、クリエイターとしては評価が気になるところ。

しかし、この作品、かなりイケてます。
たたみ込むドライブ感と、物語が進むごとに謎が明らかになってゆく伏線と、ミステリアスな展開に笑いの味付け、ファンタジックな起点にバイオレンス。
タランティーノ風蒲田行進曲‥わけがわからない^^;…でもそれだけ、一言では言いきれない作品になっています。
僕の色というか、僕にしか描けない世界観を確立したいと常日頃思ってましたが、それが出来そうな気配です。
ただ、普段の作風よりは刺激的。
アナザープレイらしい、新しい一面も覗かせます。
しかし何といっても、13人の役者陣の個性が強烈なこと。
刺激的に個性がぶつかり合い、その光が客席に弾け飛んでゆくようです。
物語にのめり込んで、あっという間に90分間が過ぎ去っていくような作品に仕上がった自負はございます。
そして、何かを残し、考える。
そんな作品になれたら、と願ってー。

あとは客席が満員になることを祈るばかり。
え〜‥、こればかりは、まだちょっと胸を張れません^^;
一人でも多くの方に観てもらいたいのです。
やはり、プロである以上、その気持ちだけは忘れてはならないことです。
一人でも多くの方にー。
まだ、これをお読みで観ようかどうしょうか迷っている貴方。
一度、だまされたと思って、御覧になってみてはいかがですか?
あ、だまされたことがある?(笑)
趣味や趣向もありますが、今回は自信を持ってお薦め出来る作品です。

いかがですか?

【2008.03.05 Wednesday 10:10】 author : 小野寺 丈 (おのでら じょう) | つぶやき | - | - |
CALENDAR
    123
45678910
11121314151617
18192021222324
25262728293031
<< May 2008 >>
NEW ENTRIES
CATEGORIES
ARCHIVES
LINKS
PROFILE
SEARCH
PAGETOP