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真実


なぜツアーが開始される前に中止の結論を出せなかったかという質問が多いのですが、東京公演は、当日券や関係者の手売りも含めて、お客様の動員が急激に伸びる場合もあり、推移を見守る必要がありました。
地方も、プロモーション時に受けた取材や収録を、なるべく公演に近い時期に出してもらう地域もあり、そこから伸びる可能性もあるので、簡単には結論は出せなかったのです。

宮古島公演も、初めて伺う金沢公演も収益がプラスになるとは考えておらず、他の地域のプラス分で補うように、細かく見積もりを計算し、想定をしておりましたが、計画をしていた通りには全国的に動員が伸びなかった事が要因となってしまいました。

最後まで何とか公演が打てないものか、ホテルで2度吐いたほど悩み抜きましたが、どうしてもこの事態を避ける事が出来なかったのです。

興行の世界では、計画した通りにいかない事は、よくある話です。
資本がある大手のプロモーターや製作会社なら、お客様が入らなくても、中止にすることなく、招待券を出し客席を埋め、数百万円のマイナス分でも、どうという事なく、「次、頑張ろう」と言えるのかもしれません。

ただ、其所とJOE Companyが違う事は、ここは僕個人がやっているということ。
よく誤解をされますが、自分は資本があるような会社でも家でもなく、皆様と同じように一生懸命に働いて、何とか生活を紡いでいっている者です。
水モノの俳優業ですので、良い時期もあれば悪い時もあります。

大手の製作会社では、どうという事のない数字でも、個人の家庭にとって、その借金は相当大きな打撃なのです。
ただでさえ、百万単位のマイナスが、ラストの2公演を決行すれば、尚、数百万上乗せされる。
散々悩み抜いた挙句、最後は2人の我が子が路頭に迷う姿を思い浮かべた瞬間、父親としても座長としても、どうしょうもない自分に情けなくなり、涙が溢れて止まりませんでした。
ここで決断しなければ、取り返しのつかない事になる。
自分でも身勝手な判断だとは思います。だけど、信念だ男気だ夢だロマンだとカッコつけてる場合ではなくなり、罵られようと蔑まれようと、こんなどうしょうもない男でも、どうしても守らなけらばならない者がおり、
それを蔑ろにして、公演を決行する事が、自分には、どうしても出来ませんでした。

ここまでお話をさせて頂き、もしかしたら、お子さんがいらして、懸命に働き、子供達を養い育てている方がいらしたら、御理解頂けるかもしれませんが、恐らく多くの方が納得頂けてはいないでしょう。
でも、致し方ありません。これが、僕のなかの嘘偽りない真実なのですから。

これは他の誰のせいでもなく、全て僕が悪い事です。
この自業自得に振り回されてしまった、キャスト、スタッフ、関係者各位、宮古島と金沢の劇場関係者の皆様、楽しみに待ち望んで下さっていたお客様方、そして、僕の家族には、謝っても謝りきれないほど申し訳なく思っています。

お怒りになられていらっしゃる方々も、ごもっともな事です。
ご迷惑をお掛けしてしまった皆々様には、今一度お詫び申しあげます。
本当に申し訳ございませんでした。

皆様の厳しいご意見は真摯に受け止め、反省をし、2度とこの様な事が起こらないように致します。
そして、誠実に生き、いつか認めてもらえるように精進してまいります。

正直に自分の気持ちを全てお話させて頂きました。
僕の口からこの件に関してコメントする事は、いつか振り返る事があっても、しばらく致しません。
明日からまた、このMutterでは、いつものように楽しいお話が出来ればと思っております。

そして、来年2月に予定している公演は、少人数で装置も造らず、演劇祭に参加させていただくため劇場費の負担も少なく、公演できると判断し、命がけで作品を創るつもりです。
ただ、それ以降の事は、今の自分には何も考えられません。

ただ、福岡まで続く、この「ハオト」 は、日々精進を繰り返し、最後まで全身全霊で演じきり、最高傑作で幕を降ろす所存です。




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