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愛おしい一秒

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ゴールデンウイークのある日。

子供たちが所属する少年野球の練習を午前中に終えて、午後から西武園ゆうえんちに家族を連れだった。

兄弟でも趣味が違う、我が家。

とにかく乗り物に乗りたい上様を置いて、お兄ちゃんの殿とは園内にある ふれあい動物園へと向かった。

その道中、殿は僕の手を取り、繋いできた。

もう小学6年生、身長もここ一年間で10センチ近く伸び、大きくなった。

そんな子に手を繋がれ、一瞬違和感を覚え、周囲を気にした自分を恥じ、その思いを瞬時に封じ込めた。

きっとこうして手を繋いで歩くなんて、彼が中学に入れば、しなくなるだろう。

一年後にはもう二度と戻ってこない時間。

そう思うと、この一秒一秒が尊く愛おしいものに感じられ、
胸に去来した想いが全身を駆け巡り、出来ることならこのまま時が止まって欲しいとさえ思った。

その時、僕は、
彼の手を、それまでよりずっと、強く握りしめていた。

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