3本

  • 2019.07.25 Thursday
  • 20:46

以前、藤田まことさんの舞台で坂上忍くんと共演したことがあって、僕はJOE Companyで演劇の活動、彼は 映画を撮っていて、創作活動の話をよくしていたんです。


僕も映画を撮りたいけど、どうしたらいいのか、と。


彼がまず言った言葉が、「絶対に撮らなきゃダメですよ。でもね、丈さん。最低 3本は撮って下さい。3本撮らなきゃ 分かりません」


この言葉が未だに耳に残っています。


「継続は力なり」、僕の座右の銘。

だから、忍くんの言葉は、とても理解出来、深く頷きました。


その後、俳優仲間の 榊英雄君と 出逢い。

彼は、今や、何本も映画を撮っている 立派な映画監督です。


やはり彼とも創作活動の話になり、「俺も映画を撮りたいんだけど、どうしたらいい?」

の言葉にー、


「舞台と一緒ですよ。あれだけの舞台をプロデュースしているんだから、映画だって難なく撮れますよ」


なんか映画製作を大変な一大事に考えていた僕の重しが、スウッと楽になった瞬間でした。


渡瀬恒彦さんが生前に、僕の舞台作品を好んで観にいらしていて、作品が気に入ってくれたら、終演後に呑みに連れて行って下さるので、とても分かりやすかったんです(笑)


気に入った作品でも、滅多なことでは褒めない方が、僕の一人芝居の「グラン・フィッシュ」と、この「7ナナ」だけは 心底褒めて下さいました。


「この芝居で全国回れるぞ」


その言葉が僕の背中を押してくれて、本当に全国を回りました。


地方に強い、とあるシネコン会社の企画部で、映画製作を思案して舞台作品を観て歩いていた 方が、紀伊國屋ホールで上演した、この「7ナナ」を観劇して、映画の企画に挙げてくださいました。


製作費の提示まであり、具体的な話まで貰ったのですが、人事異動であえなく頓挫。


だけど、この舞台作品は映画でもイケルんだという、ある種の自信を芽生えさせて貰えたのです。


以前からの夢だった映画製作の一歩を踏み出せたことと、その作品が「7ナナ」である理由が、これらの方々の後押しがあったからに違いありません。


クランクイン日のスケジュール表は、額縁に入れて飾っておこうかと思うほど、僕の宝物になっています。



その日から「監督」と呼ばれ、最初慣れなかったのですが、ようやく 馴染んできた頃にクランクアップ。


忍くんが言った通り、3本目の監督作では、「か」って言われた瞬間に、「はい」って きっと返事をしている自分がいるような気がしてなりません(笑)




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