エンカン

  • 2020.09.12 Saturday
  • 13:16

昨日、政府からイベントやスポーツの観客制限の緩和が発表されました。


野球やサッカーなどのスタジアムは 50%まで、これで5万人収容だと 25千人まで動員できる事になります。


一番気になっていた、演劇関係の劇場では 5000人を超えなければ、客席100% 可能との示唆。

これは相当に嬉しくて、思わず顔が綻んでしまいました。


ただ、政府が指し示してくれても、僕ら業界人ではない一般のお客様のコロナに対する不安は簡単には拭えないでしょう。


つい先日、ある先輩の俳優の方とバッタリお会いして、数分の立ち話でしたが やはり話題はコロナ一色で、

全国にある演劇鑑賞団体(通称・エンカン)の話になりました。


芝居好きの地方の方々が会員となり、東京から面白い芝居を買い取り、その区域を巡業して頂ける団体です。

演劇人は このエンカンと呼ばれる団体に、どれほど生活面で恩恵を受けてきたことでしょう。


そのエンカンが最近、コロナの影響で会員を辞める方が続出し、100人単位の離脱で 50%の客席すら埋められずに、各地方で予定されていた公演も次々と中止に追い込まれているそうです。


かなり安泰な組織だったので、これには空いた口が塞がらないくらい驚きました。


11月上演予定だった僕の主宰するJOE  Companyの公演を延期するに至った理由も、僕らが思う何倍もお客様のコロナに対する恐怖心は相当なものだと感じたからです。


この先、コロナが完全に消えることは無いでしょう。


しかし、感覚としては、インフルエンザ程度に、いずれは落ち着くとは思います。


効いても効かなくてもワクチンが出来、副作用が怖くてもインフルのタミフルのような薬が出来れば、そうなっていくでしょう。


インフルエンザは 毎年変異をし、ワクチンも変異を想定して作るため、当然 効か無い場合もあり、接種しても亡くなる方が多数いらっしゃいます。


それに比べたらコロナはもう少し軽度のウイルスに感じるようになるかもしれません。


数値的にはコロナの比ではないほど、空気感染で10人に一人は感染し、必ず高熱が出て、いずれ肺炎で亡くなる場合も多いインフルエンザが猛威を奮ったとしても、現在のコロナのように劇場に足を運ぶことすら恐ろしいという感慨を持つ方は今まで誰もいなかったんです。


これは、大変に異常な事態です。


劇場の客席が 100%使用の認可が下りたとしても、急にソーシャルディスタンスを撤廃する勇気ある主催者は余りいないでしょう。


稀な可能性ですが、今後 主催が客席を感染防止対策で50%のままで上演しても、劇場側が政府が認可したのだからと、客席100%の劇場費で対応したら、それこそ余計に芝居人の首を絞めることにも成り兼ねません。


余程の人気俳優が出演するか、人気作品か人気劇団でなければ、そうそう このご時世で客席が100%埋まることは容易ではないと思います。


演劇はコンサートと違って、一緒に歌ったり踊ったりするわけではないので、観客が飛沫を飛ばす可能性が低いという判断で、客席100%の認可が下りたそうです。


色々と世の人々は思うかもしれませんが、僕ら芝居を生業にしている者としては、当たり前の日常が還って来る日に一歩近づけた想いが強く、

政府の判断には手放しで喜びたいです。


後は、世の中の人々が コロナというウイルスせめてインフルエンザ程度の思いに落ち着いてくれる日が一日も早く訪れることを、他の芸能関係者共々願うばかりです。


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