井坂聡監督

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僕のワークショップ、二人目のゲスト講師です。

映画監督の井坂聡監督。

僕も可愛がっていただいた喜劇映画の名手、故・瀬川昌治監督の一番弟子の方です。

‘96年公開の監督作品映画「Focus」でベルリン映画祭ベルリナー・ツァイトゥンク読者賞、NETPAC賞。毎日映画コンクールスポニチグランプリ新人賞を受賞。
他に「破線のマリス」「ミスター・ルーキー」「マナに抱かれて」「アンフィニ」などの監督作品がございます。

井坂監督が助監督時代に僕はお世話になっています。

僕が初めて講師として呼んで頂いた、瀬川昌治監督の役者塾でも、井坂監督が中心となって運営されておりました。

そのようなご縁で、今回お声がけさせて頂いたら快くお引き受け頂き、僕はとても感激しております。

自分は役者なので、プロの表現者を目指す方には、学べることだけじゃなく、どうしてもその先のことも考えてあげたくなります。

ワークショップを開催するなら、先々を見据えたものにしたいと思っておりました。

少しでも役者として、仕事のチャンスがあったり、先々のフォローが出来ないものかと考えた時に、自分の作品に出演してもらう事以外に、映画監督にも見てもらうという発想になったのです。

だから井坂監督にオファーをさせて頂いてOKを頂いた時に、僕のワークショップで魅力的な役者を見つけたら是非作品に呼んであげて下さい、とお願い致しました。

テキスト台本を基に、受講者の演技にプロの映画監督の目線でズバズバと意見を言ってもらいたかったんです。

それぞれ色々な見方があって、僕とは違う見方をされたとしても、受講生にとっては、それもとても勉強になるでしょう。

ただね、今日、僕はあえて 監督が来ることは誰にも言ってなかったんですよ。

何故なら、4月の最初のトレーニング日に台本を渡して、自分なりに考えて、セリフも覚えて下さいと伝えたのに、5月に入ってもセリフを覚えてもこない人が結構いたので、そんな状況で 監督が来ると言って急に態度を変えて必死になることが全く違うと思ったのです。

1カット、1カット、1ステージ、1ステージ勝負ですし、レッスンだって、同じこと。
ここは現場のつもりで臨んで欲しいと伝えていました。

5月に入って、それまでしっかり勉強をしてきてセリフも全部覚えてきた人ばかりなら、監督が来る日を皆に伝えていたでしょう。

やはり本日、結構キツイ状況でしたね。

監督が今後呼ぼうとする人がいるかと思うと、もし僕が監督なら厳しいです。

でも、レッスンの最後に、僕は皆に伝えました。

「4月の頭に台本を渡して、セリフも覚えない、何もプランも考えてきていない人がいるのは全くあり得ないと」

「何の為に、このワークショップにお金を払っているのですか?」

そう皆に伝えたら、井坂監督も続けて言って下さいました。

「役者も監督も いい加減だと噂が立っただけで、仕事が無くなる世界だから、いつも懸命に臨まなければいけない」と。

何の打ち合わせも、口裏も合わせてなかったけど、監督も僕と同じ考えでした。

でも、全員がそうではないですよ。

はっきり言うと、3分の1くらいですか。

あえて、こういう場で書くのも、奮起してもらいたいからです。

僕は6月21日の最終日まで、諦めずに全員のスキルを必ず上げたいと思っています。

| つぶやき | 01:17 | - | - | - |

岡元次郎さん

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僕のワークショップ、最初のゲスト講師は、岡元次郎さん。

元はJACと呼ばれていた、千葉真一さんが旗揚げしたジャパンアクションクラブが名前を変えJAE(ジャパンアクションエンタープライズ)となりました。
JAE所属のアクション俳優です。

つかこうへいさんの舞台でもメインキャストで起用されるなど、アクションのみならず俳優としても評価されています。

特撮ヒーローが好きな人は、この方がどれほどレジェンドかは分かっていらっしゃると思いますが、伝説のスーツアクターで、現在もバリバリ現役中。

せっかく自分の冠が付いたワークショップを長期で展開しようと思った時に、演技だけではなく、演者として必要な“武器”を少しでも学ばせることが出来たらと思って、アクション指導の日も設けました。

歌えないより歌えた方がいい、踊れないより踊れた方がいい、アクションが出来ないより出来た方がいい、それは役者の武器になります。

歌やダンスまでは網羅できませんが、役者の仕事としてアクションは頻繁に要求されますので、これだけは押さえました。

実はアクション関係の友人が多く、考えただけで候補が次から次へと現れ、どの方にしようか本当に悩みました。

例えば、同じJAEの横山一敏君もいまして、彼はJOE Companyの出演者でもあるし、「そうか横ちゃんもいるじゃないか」と悩み―。

それと、僕自身のアクションの師匠もおりまして、渥美博さんという方で現在舞台の殺陣師で第一人者になられた方です。
高校生の時分にバック転とバック宙、殺陣などを教えて貰ったんですよね。

そんな事言ったら かむゐの島口哲朗さんだっていますしね。

そんなこんなで、悩みに悩んだ結果?、

僕と酒を飲んだ量が最も多く、長渕剛の歌を一緒に、最も多く熱唱した人にしました(笑)

次郎さんとはもう30年来の親友で、一つ先輩なんですけど、すっかりタメ口で親しくさせて頂いております。
僕の創る作品は、ほぼ皆勤賞で観劇し、終演後に彼の的確な感想を聞くのがとても好きなんです。

今回は僕が書いたテキスト台本にわざわざアクションシーンも入れまして、それを基にアクションの指導をしてもらいました。

3グループに分けて、3グループ微妙に変えて立ち回りを付けてもらいました。
攻撃する方も技が必要ですが、受ける方も受け方の表現が大事で、出演者全員に行き渡るような立ち回りになりました。

きっと今後、舞台に限らず、ドラマや映画で立ち回りがあっても、このトレーニングで生かされると思います。

以前渡したテキスト台本を熟読して事前にかなり作品を勉強してきてくれたようで、当たり前のことなのですが流石プロフェッショナルです。
役の設定や性格なども踏まえたうえで殺陣を付けてくれました。

僕の創る世界観を熟知しているので、この日も あ、うん の呼吸で、アクションを付け、受講者を指導してもらいました。

しかも、アクションに限らず、言葉の端々にプロの姿勢や取り組み方さえをも伝えて下さって、次郎さんには大変に感謝しております。

やはりアクションの世界で積み上げてきたキャリアは半端ではありません。 きっと、受講者一人一人の胸に、とても大きなものが刻まれたと思います。

| つぶやき | 14:31 | - | - | - |

穏やかな夏

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ドラマの撮影現場におります。

ホテルで撮っていますが、「HOTEL」ではありません(笑)

現場に行ったら、以前 東宝の舞台で共演した青山郁代ちゃんがおりました。

ミュージカル界のホープなので、まさかドラマの現場で逢えると思ってなくて、かなり新鮮。

そんなこんなで、只今、メイク前に綴っております。

さて、
いよいよ俳優業の怒涛のような日々の助走を開始いたしました。

このまま徐々に加速をつけてって、10月に入るまで走りっぱなしになります。

それでも、ここ二か月間も決して暇ではなく、忙しく過ごしておりました。
ワークショップは日程が決まっておりますが、文筆業とプロデュース業は、自分の都合で打ち合わせやデスクワークの時間を組めますので、どこか心にゆとりがありましたね。

しかし、俳優業は自分の都合でスケジュールは決められませんので、完全に現場に身柄を拘束されます(笑)
そうなると、他の事がなかなか出来なくなるんですね。

でも、随分前にも書きましたが、忙しい方が心穏やかになるんです、私。

暇だとイライラしちゃうんで、今年の夏も穏やかに過ごせそうです^^

| つぶやき | 13:46 | - | - | - |

弟子みたいな人

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確か落合さんのコメントだったかと思うのですが、記憶は定かではありません。
ある野球人の話でとても興味深い内容がありました。

『打率250、ホームラン20本』の成績でペナントレースを終えた新人選手がいたら、次のキャンプでは何処を重点的に改良し伸ばすか?との問いに、
多くのコーチはウイークポイントである打率を伸ばそうとするらしいのです。

それは打率を、250から、280〜300にしようと指導するということです。

ただ、僕の記憶が正しければ落合さんですが、その方は 新人で20本も打てるのは天性の長打力を持っているのだから、
先ずはその長所を最大限に伸ばすべきだと言っています。

変に打率を伸ばそうとしてバッティングフォームをいじったりすると、フォームが崩れて打率どころかホームランさえ打てなくなるような選手を目の当たりに見てきたのだとも言っておりました。

これを読んだ時は、目から鱗で「なるほど!」と思いましたね。

自分が芝居で演出をする時は、まさにこの考え。
本番までの時間が限られていることもありますが、その演者の持つ魅力(長所)を最大限に引き出そうとします。
野球の打者の例えでいう所の打率が低くても、長所を引き出し、ホームランを40本打てるように、大きく伸ばしたいと考えます。

ワークショップでは、前回も書きましたが、「演出」時の考え方とは違います。

野球で例えるなら、守備で表現すれが分かりやすいでしょう。

ファーストしか守れなければ、その人の適正でなくても、セカンドやショート、サード、キャッチャー、外野まで守れるように、どれだけ無理してでも其処まで指導したいのです。

何故なら、これだけオプションがあれば、試合に出してもらえる確率が格段に上がるからです。

役者の世界だって同じです。
いい人しか演じられないより、悪役だって出来る演技の幅や引き出しがあれば、
それだけ作品に出してもらえる確率が格段に上がるので。

…という意図を僕の隣で懸命にメモを取りながら、やはり勉強している もう一人の男を今日は紹介しましょう。

土曜日の補佐担当の麻宮竜太です。
ЯEGEN BOGENという劇団の主宰者で、自分で演出もしています。

水曜日担当のナルちゃん(成瀬優和)も10年を越える仲ですが、この竜太はもっと長く15年になるかと思います。
僕が懇意にさせて頂いていた芸能専門学校の生徒で、実習と言う形でJOE Companyの公演に手伝いに来たことがきっかけで、以来彼は僕を師匠だと思っているようです。

正直自分は偉い人間でも何でもないし、
偉くもなりたくないので、師匠なんて呼んで貰いたくないし、ワークショップでも絶対に「先生」とは呼ばせたくなくて、初日に「僕のことは、ジョーさんと呼んで」と皆に懇願しました(笑)

ただ麻宮竜太が僕を師匠だと思っているという気持ちは嬉しいのです。
それでも「師匠」と呼ばれるには抵抗があります。
だから、僕が公認した、彼は初めての弟子みたいな人です(笑)

これも、「弟子」というほど、何にも教えてないので、「弟子みたいな人」(笑)

なんか1か月2か月の仲でブレーンと呼んだり、師匠と呼ばせるような人もいますが、そんな希薄な考えは僕にはなく、ナルちゃんも竜太も10年を超える仲なので、そこまでの時間と積み重ねてきた歴史があれば、彼らは僕のブレーンと胸を張って言えます。

ワークショップに参加した方々も、
今回の事が糧になり、これから先、打率は低くてもホームランを40本打つような人や、長打は少なくても打率3割を超えるような人が現れて、
今後5年、10年の単位で僕と繋がり続けることがあれば、

きっと皆も、僕の「弟子みたいな人」になるかもしれませんね^^

| つぶやき | 00:52 | - | - | - |

カール

カールが中部から東日本で販売中止というニュース。

吃驚しました。
これはかなりの衝撃ですよ。

僕が子供の頃から食べ親しんでいた、あのカールが、もう地元で食べれないなんて。

ええ、ええ、確かに、歯にくっつきますよ(笑)、それに、手にチーズ色の粉が食べてる間に付着しますよ(笑)、 しかも、それをたまに、舐めたりしますよ(笑)

だからって関東人、そんなにカールを嫌いになることないじゃないか!

でも、未だに我が家には、定期的にカールが置いてあります。

家での映画鑑賞には、ポップコーンよりカールなんです。

我が家は、カール大好き一家。

しかしこれは、中部から東日本では かなり希少価値のある家族だったとは、今の今まで知りませんでした(笑)

もう関西でしか買えないんですってよ。

串カツや薄味のうどん並みに、関西ならではの 食になってしまうのか、カール。

関西行くたびに、多量にカールを買い込むようになっちゃったら どうする?

かさばるなぁ〜〜、カール。

カールおじさんも、東にはいなくなっちゃうんですよ。
カーネルサンダースだっているのに(笑)

ところで、カール北川さんは、芸名を変えてしまうような事になっちゃうんでしょうかね。

あゝ、カール〜〜

俺を置いて、何処へ行く〜〜!

関西の皆様、これから僕へのプレゼントは、カールでお願いします(笑)

| - | 22:18 | - | - | - |

演出はしない

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ワークショップもテキスト台本を基に実践的なメソッドで進行しています。

ここにきて、僕の口癖は、「台本があっても、演出はしない」。

『演出』と『メソッド演技インストラクター』は根本的に違うのです。

『演出』は作品をよくするために尽力するものですが、こちらはいかに役者のスキルを上げるかのみ考えます。

『演出』は役者の持っている良さを引き出したり、得意なことや演じやすいことを尊重しますが、こちらは役者のウイークポイントを指摘し克服させたり、決して得意ではないことにチャレンジさせ勉強させたうえで、その人の良さを引き出そうとします。

今日も関西出身の方に、「やりやすいなら関西弁にしていいよ」と思わず言った後に、即その言葉を取り消しました(笑)
「僕は演出じゃないんだ、演出じゃ」って(笑)

何が何だか、たまに分からなくなる時があります(笑)

中国からの声優志望の留学生の子には、「もし僕が演出なら、この役を中国からの留学生という設定に変える。だけど、ここは役者のスキルを確実に上げる場所。貴方が本気で日本で声優になろうと勝負しに来ているなら、アクセントを克服しない限り厳しいよ。だけど努力をし続ければ必ず到達出来る」と伝えました。

かなり僕は歯に衣着せないで、はっきりと伝えます。
それは、相手も本気で向上したいと思って来ているから。
それに応えるのが、ここでの僕の使命です。

もう一人、別な角度で一生懸命に勉強している男がいます。

一緒に写真に写っている、成瀬優和。 通称、ナルちゃん。
ナルちゃんと言っても、ナルシストなわけではありません(笑)

今回彼は、水曜日担当の僕の補佐をしてくれています。
それと、いつもここにアップしている写真は彼が撮ったものが多いです。

彼は、人気劇団キャラメルボックス出身の俳優で、僕の主宰するJOE Companyの最多出演グループの一人。
自分でも、サニーサイドウォーカーというユニットを主宰しており、演出も担当しています。
自分のワークショップも開催して、養成所などでも教えています。

だから、僕のメソッドで新たな発見があると、すごい勢いでメモを取っているのです。
激しく動くペンが、いつも視界の片隅に映ります。
彼は彼で、受講生とは違う視点で、アクティングインストラクターとして懸命に勉強しているのです。

自分としては演出しているつもりはなく、教えているつもりもなく、学んできたことを伝えているだけですが、それでもこうして多くの影響があることは、冥利に尽き、とても嬉しく思います。

どんどん応用してもらえたら本望ですよ。

そうは言っても成ちゃんには、僕のメソッドを引用する時は、必ず僕の名前を出すようにとは伝えましたが(笑)

| つぶやき | 01:28 | - | - | - |

能見達也さん

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2015年の夏に、「ハオト」という作品で僕が主宰したツアーに出演して頂きました。

当時、僕と同じ事務所で担当のマネージャーも一緒でした。

佐藤B作さんが主宰する東京ヴォ―ドビルショーの一員で、お芝居もしっかりされていて、もちろん喜劇性にも長けていらして、僕より年下ですがリスペクト出来る俳優でした。

能見達也さん。

SNS上で繋がる方からの連絡で、初めて訃報を知りました。
腰が抜けそうなほど驚き、その死因が自死と知り、余りの事に言葉を失いました。

ネットを検索すれば、あらゆる憶測が飛び交っておりますが、
余程の事がない限り、そのような決意には至らないはずなので、どんな理由にせよ、きっとご本人にとっては耐え難い何かがあったのでしょう。

実は、能見さんが出演されたツアーは、僕にとっても最悪な目にあったツアーでした。
信頼していた人間に裏切られ、多額な金銭的な被害にも合い、そのせいで2箇所の公演を中止せざるを得なくなり、心無い者たちの悪口雑言、飛び交うあらぬ風評―。
比べることは出来ませんが、少なくとも、能見さんが至った思いに近い心境を僕も抱いておりました。

だから、最近、能見さんに逢いたかった。
思いを共有して、少しは彼の心を楽に出来たかもしれないから。

能見さんは、本当に心のある人でした。 その時も、僕を敵視する人々に近付かず、一人でいることを選択し、そして、千秋楽後、笑顔で握手をしにきて、僕に労いの言葉を掛けた人は能見さんでした。

この事は生涯僕は忘れるつもりはありません。

そんな人が自ら逝った。
しかも、僕より年下で。

親しい方の訃報は当然悲しいのですが、それだけではない複雑な思いが怒涛のように頭を巡り、ちょっとおかしくなりそうです。

だけど、これだけはもう一度言いたい。

能見達也。
お芝居が大好きで、演技も達者で、そして、本当に心のある人間でした。


※写真はネットから引用したものです。
| つぶやき | 21:15 | - | - | - |

愛おしい一秒

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ゴールデンウイークのある日。

子供たちが所属する少年野球の練習を午前中に終えて、午後から西武園ゆうえんちに家族を連れだった。

兄弟でも趣味が違う、我が家。

とにかく乗り物に乗りたい上様を置いて、お兄ちゃんの殿とは園内にある ふれあい動物園へと向かった。

その道中、殿は僕の手を取り、繋いできた。

もう小学6年生、身長もここ一年間で10センチ近く伸び、大きくなった。

そんな子に手を繋がれ、一瞬違和感を覚え、周囲を気にした自分を恥じ、その思いを瞬時に封じ込めた。

きっとこうして手を繋いで歩くなんて、彼が中学に入れば、しなくなるだろう。

一年後にはもう二度と戻ってこない時間。

そう思うと、この一秒一秒が尊く愛おしいものに感じられ、
胸に去来した想いが全身を駆け巡り、出来ることならこのまま時が止まって欲しいとさえ思った。

その時、僕は、
彼の手を、それまでよりずっと、強く握りしめていた。

| つぶやき | 20:14 | - | - | - |

一粒の汗の輝き

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数年前から、夢に描いておりました。

うちの殿と上様が通う学校の運動会は、3つのグループに色分けして競います。
競技の花形は、ラストに行う選抜リレー。
3年生からスタートし、6年生がアンカーを務めます。

上様が今季3年生となり、いよいよリレーに出場出来る権利を得ました。
殿はもう6年生。

3年生の上様がスターターで、6年生の殿がアンカーという、兄弟そろってリレーで走る姿を観るのは、今年しかチャンスがなく、密かにずっと、その光景を夢見ていたのです。

選抜リレーは誰でも出れるわけではなく、各クラス4名しか選ばれません。
3年連続で出場した殿でさえ、クラスで足の速い生徒が増えて、今期は危うかったくらい大変な選考です。

実は姫でさえ信用していないのですが(笑)、僕はこう見えても、本当に手が早く、違う違う(笑)、足です、足!(笑)

中学の時は学校選抜でリレーの選手に選ばれ、要するに全校生徒の中でベスト4以内のタイムだったくらいの俊足でした。

姫は自分でリレーの選手だと言っておりますが、逆に僕は姫が俊足だと余り信用してなくて(笑)、夫婦でお互い足の速さを疑っておりました(笑)

ただ自分が速かったので、我が子は絶対に俊足に違いないと産まれる前から変な確信を持ち、幼少のころから鬼ごっこや追いかけっこで走らせて、上様が産まれてからも殿と同じように、何気に英才教育をしていたのです(笑)

そうは云っても、徒競走で1位になってくれればいいやくらいの期待でしたが、ある時、想像以上に俊足だという事に気付き、その辺りから、姫も足が速いんじゃないかと信用し始めました(笑)

そうなると夢は膨らみます。

上様がスターターで、殿がアンカーの兄弟で選抜リレー出場。

ちょっと夢と違っていたのは、兄弟が同じグループではなかった事と、殿がアンカーの一つ前の走者だったこと。

でも、上様はスターターでした。

スタートは緑チームを応援して、最後は赤チームを応援すると言う変則応援が微妙に辛かったのですが、
チビの上様が長身の同級生スターター達と互角に走り、6人中 2位でバトンを渡した姿に涙し、
赤チームの殿の前に、転んでしまった子がいて大きく離されて最下位でバトンを受け取っても、たった一人全力で風を切って快走する姿にも涙しました。

先日も殿が所属する少年野球チームの大事な大会で、ようやく出場出来て、チャンスでヒットを打った時も涙が溢れて止まりませんでしたが、
スポーツという世界でも、一生懸命に打ち込み、闘う姿が、これほどまでに親孝行になっているとは、子供を持つまで分かりませんでした。

どんな有名CMやドラマに出演する姿を観ても、一粒の汗の輝きには敵いません。

少年時代には少年時代にしか出来ない事や喜び、輝きがある。

過ぎゆく一瞬一瞬を、全力で駆け抜けて行って欲しいと、ただただ願い続けています。

| つぶやき | 23:56 | - | - | - |

伝える

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何度も言いますが、ワークショップを主催しても、自分としては“教える”つもりはありません。

自分が学んできた事、経験してきた事、失敗した事、成功した事、教えて貰った事、試してきた事、叱られた事を、 僕のフィルターを通して、“伝える”ようにしています。

“伝えた”事が、実になり、“教え”になるかどうかは、受講者の意志次第。

先月は、演技の基礎的な事をメソッドで探求していきました。

今月からは、テキスト台本を基に、実践的なメソッドに移行しています。

昨日まで、台本の読解講座。

写真で見ると、講義をしてる〜って感じがしますね^_^

学校の授業で言えば、『国語』に近い感覚。

例えば、台詞の「これ」というのは何を指しているか?とかー。
この台詞はどういう気持ちで言っているか?とか、
その役の人にズバズバ指して、答えを聞いていきました。

僕もそうだったのですが、
役者は どうしても 自分の役や己が出ている場面を中心に考えがちです。

だから、物語全体を把握したうえでの、そのシーンの主旨やその役の在り方など見落としてしまう事が多いのです。

そうなると、視聴者や観客から どう見えているかまで、なかなか考えが及びません。

どうしても、その役を中心に考え、自分にはない生理を遠ざけようとします。

例えば、家があり、ある若者が訪れ、その人は実際は赤の他人なのに、そこの家の息子だと観客には提示しなければいけないとします。
往々にして、息子ではない設定だと、そこを本質と捉え、役者の生理としても 赤の他人としてしか演じられなくなるケースが少なくありません。

それでも、その家の息子と観客には思わせなくてはいけないので、そこをどうにかして咀嚼しなければならないのです。

学校の『国語』では、ここまではきっと追求しないでしょうね。

ワークショップの初日から、このテキスト台本を渡して、5月までに読み込んで、自分なりに一生懸命に考察してきて下さい、と伝えてありましたが、

ちゃんと読み込んできた人、ほとんど勉強してきてない人、
あっという間に判明しました^^;

1ヶ月間も時間があって、たった12頁しかない短編台本を読み込めないのは、役者としては致命傷です。

何故なら、現場に行けば、僕と同じように、監督や演出家やプロデューサーに、作り込んできたか、そうでないか、あっと言う間にバレちゃいますからね。

演じることは楽しいけど、楽なことではありません。

まして、それを生業にするとなれば、尚更、精進を積み重ね続けなければなりません。

今回も、勉強してこなかった人は、既に 勉強してきた人より遅れを取ってしまいます。

その人は、他の人より何倍も努力をしなければ追い付けないでしょう。

でも、それは、本当にその世界で生きたいと思うのなら、至極当然の事なのです。

そこまで、僕は遠慮なく、皆んなに“伝える”つもりです。

| つぶやき | 23:55 | - | - | - |

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